ジョブカン給与計算では給与規定グループ毎に勤怠項目の時間表示形式を「60進数」「10進数」「分形式」に設定することが可能です。
※すでに作成された給与規定グループでの設定変更はできません。
※給与規定グループで設定する「時間表示形式」とジョブカン勤怠管理でジョブカン給与計算連携用に設定する勤務データダウンロードフォーマットの「時間の表示形式」は一致している必要がございます。
目次
設定方法
時間形式は以下の手順で設定します。
1. 左側メニュー「給与」より、設定の影響を受けたくない・既に作成済みの給与データの給与確定を行います。
2. 左側メニュー「設定」→「給与規定」にて、該当従業員の所属している給与規定グループをコピーして作成します。
3. 給与規定の編集画面で、時間の表示形式を選択し「保存」します。
4. 左側メニュー「従業員一覧」より、該当従業員に2.で作成した給与規定グループを設定します。
【注意】
給与規定グループを変更すると、確定をしていない給与データから従業員情報で設定された基本給以外の支給・控除・単価のリセット、データの再計算を行います。
必ず事前に作成されている給与データの確認・確定をお願いします。
給与規定グループを変更する際の注意点はこちらをご確認ください。
5. 結果を確認します。
※時間形式の設定をした給与規定グループに従業員様を再登録した場合も、過去の確定されている給与データには反映しません。
表示形式 | 単位表示 | |
60進数 | 0:00 |
1時間30分の場合 「1:30」で表示 |
10進数 | 0.00 |
1時間30分の場合 「1.5」で表示 |
分形式 | 0 |
1時間30分の場合 「90」で表示 |
※60進数・分形式を支給・控除や単価の計算式に使用する場合、10進数に自動変換され組み込まれます。10進数に変換された数値は端数処理をせず計算式に組み込まれます。
例)60進数「1:32」または分形式「92」の場合
10進数に変換すると「1.533333333…」となり、
端数処理なしの「1.533333333…」の値のまま支給・控除や単価の計算式に使用されます。
※10進数でジョブカン勤怠管理側からデータを連携した場合、ジョブカン勤怠管理側のオプション設定にて選択されている端数処理で出力された結果がそのまま反映します。詳しくはこちらをご確認ください
勤怠フォーマット変更方法
時間形式を変換した給与規定グループをジョブカン勤怠管理と連携する場合
必ずジョブカン勤怠管理連携用のフォーマットも変更する必要がございます。
以下①~②の手順にて操作してください。
①ジョブカン勤怠管理で連携用フォーマットを作成する
まず、ジョブカン勤怠管理にて、設定した時間形式に対応した連携用フォーマットを作成します。
1. ジョブカン勤怠管理の管理者画面にログインします。
ログインURL:https://ssl.jobcan.jp/login/client
2. 「出勤管理」タブにございます「データ出力」の「勤務データダウンロード」をクリックします。
3. 出力条件設定にございます「フォーマット設定」にて、「連携サービス」にチェックを入れ、プルダウンから「ジョブカン給与計算」を選択します。
4. 【ジョブカン給与計算】フォーマットに記載されている項目以外も連携される場合は、プルダウンの右側に表示されている「この設定をコピーして新規作成」をクリックします。
5.フォーマットの「時間の表示形式」を給与規定グループで設定した時間の表示形式に合わせて選択し保存します。
フォーマットの作成に関しましては、こちらをご参照ください。
②給与規定グループと連携用フォーマットを紐づける
1. ジョブカン給与計算に「共通ID」でログインします。
ログインURL:https://id.jobcan.jp/users/sign_in
【注意】
API連携を利用する場合は必ず共通IDでログインする必要があります。共通IDでログインすると管理画面左上に紐づけ済みの他サービスの名前が表示されますのでご確認ください。
※表示されない場合は、ログアウトしてから再度、共通IDでのログインをお試しください。
2. 左側メニューの「設定」を選択します。
3. サービス設定の「サービス連携」を選択します。
4. 勤怠管理のステータスの歯車マークをクリックします。
5. 「JBC勤怠側のCSVフォーマット設定」にて②で作成した時間形式ごとのフォーマットを選択します。
6. 「保存」をクリックすると設定完了です。
エラーの対応方法
時間形式に応じて正しい登録や設定がされていない場合、エラーになることがあります。以下エラーに応じた設定に修正ください。
勤怠項目の数値を入力した際のエラー(手入力・CSV)
勤怠詳細・給与詳細の編集から数値を手入力する場合や、CSVで値をアップロードする場合、該当従業員様が登録されている給与規定グループの「時間形式」と異なる入力方法をした場合、エラーとなり登録ができません。
該当エラーが出た場合は、従業員様が登録されている給与規定グループの時間形式をご確認の上、エラー内容に沿って再入力ください。
例)10進数や分形式で設定された給与規定グループに登録されている従業員様の勤怠時間を60進数の「0:00 」で入力した場合
エラー:10進数(0.00)で入力してください。(小数点第5位まで)
・手入力の場合
・CSVアップロードの場合
勤怠管理から勤怠データを取得した際のエラー(勤怠連携)
ジョブカン勤怠管理から勤怠データを取得した場合、連携用フォーマットで設定されている時間形式が異なっているとエラーが起こります。
ジョブカン勤怠管理側で作成されている勤務データダウンロードフォーマットの確認と、ジョブカン給与計算側の設定>サービス連携>勤怠管理の歯車マーククリックより
「JBC勤怠側のCSVフォーマット設定」で設定されているフォーマットをご確認ください。
例)10進数の給与規定グループの勤怠連携で、設定フォーマットが10進数以外であった場合
エラー:ジョブカン勤怠管理で設定した[ジョブカン給与計算(時間形式)]の設定内容に誤りがあります。 ジョブカン勤怠管理の管理者画面にログインし、「出勤管理>勤務データダウンロード>フォーマット設定」から、時間の表示形式を「10進数(1時間30分を1.5と表記)」に変更し、再度連携してください。
対応方法はこちらをご確認ください。
以上でございます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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