Q. 時間外の時給を上げたい場合はどう設定したらいいですか?
A. 以下の計算を行う場合の設定をご案内します。
特定の時間帯の時給を上げたい場合(労働時間の抽出設定)
ジョブカン勤怠管理の機能である「労働時間の抽出設定」を設定して、例えば朝5時~9時といった任意の時間帯の労働時間を集計できます。またその労働時間をジョブカン給与計算に取り込んで、給与計算できます。手順は以下のとおりです。
1. 「労働時間の抽出設定項目を連携する」ヘルプページを参照して、以下の操作を行います。
①ジョブカン勤怠管理で連携用フォーマットを作成する
②給与規定グル―プと連携用フォーマットを紐づける
③ジョブカン勤怠管理と連携したい勤怠項目を作成する
2. 支給項目を作成します。左側メニュー「設定」から給与賞与設定の「給与規定」をクリックします。
3. 給与規定グループ一覧画面にて、対象給与規定グループの「支給・控除項目設定」をクリックします。
4. 「項目を追加」をクリックします。
5. 「金額設定」項目で「計算式を作成する」を選択し、以下の式を指定します。
計算式:【労働時間の抽出設定の勤怠項目】*【差額分の時給】
早朝勤務時間には従業員詳細画面で設定した基本給(時給)よりも100円多く支給したい場合は、 以下のような計算式を設定します。
6. 勤怠データを取得後、給与詳細画面にて手順5で作成した支給項目に金額が反映されたかを確認します。
法定外残業時間に対して割増賃金を支給したい場合
ジョブカン勤怠管理の「所定時間・残業・深夜設定」画面で以下のように「1日7時間を超える労働を残業とする」と設定されている場合、1日に10時間労働すると残業時間は3時間と集計されます。
法定外残業時間である「1日8時間を超える労働」に対してのみ25%の割増率で残業手当を支給したい場合は、ジョブカン勤怠管理で用意されている「法定外残業時間」項目を利用します。手順は以下のとおりです。
1. 勤怠項目として「法定外残業時間」を作成します。
左側メニュー「設定」から給与賞与設定の「勤怠項目」にて、「法定外残業時間」に関する勤怠項目を作成します。
2. 「残業手当」支給項目の計算式を変更します。
左側メニュー「設定」から給与賞与設定の「給与規定」を選択します。対象給与規定グループの「支給・控除設定」を選択し、「残業手当」支給項目の鉛筆マークの編集ボタンを選択します。
3. 「残業手当」支給項目の計算式を以下のように変更し、保存します。
計算式:【割増基礎単価】*【法定外残業時間】* 0.25
以上でございます。
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