目次
みなし残業は設定できますか?
A. はい。設定方法は以下の3通りになります。
ジョブカン勤怠管理と連携されている場合
ジョブカン勤怠管理と勤怠データを連携している場合、勤怠管理・給与計算それぞれでみなし残業手当の設定を行う必要があります。下記の通りに設定をお願いいたします。
1. ジョブカン勤怠管理にてみなし残業の設定を行います。
残業設定を確認する箇所はこちらをご参照ください。
(所定時間・残業・深夜設定 設定例)
2. ジョブカン給与計算にて勤怠管理と連携し、「残業時間(みなし除く)」の勤怠項目を作成します。
勤怠項目の作成方法はこちらをご確認ください。
(勤怠項目 設定例)
3. ジョブカン給与計算にて、みなし外残業に対する支給項目の計算式を設定します。
計算式:【割増基礎単価】×【残業時間(みなし除く)】×1.25
(支給・控除項目 設定例)
※みなし残業手当が基本給に含まれている場合、こちらの手順1~4をご確認ください。
基本給にみなし残業手当が含まれる場合
基本給にみなし残業代を含めて支給する場合の設定方法をご案内します。
1.デフォルトの支給項目「基本給」を内訳用に編集します。
設定>給与規定>支給・控除項目>基本給の鉛筆マークをクリックし、以下のように設定ください。
項目名:(基本給内訳(みなし除く))
詳細設定
合計に含めない:チェックを入れる
所得税の計算対象:運用に合わせてチェックを入れる
社会保険の計算対象:運用に合わせてチェックを入れる
固定的賃金:運用に合わせてチェックを入れる
労働保険の計算対象:運用に合わせてチェックを入れる
※「合計に含めない」を設定した場合、給与詳細画面の「支給合計」に該当項目の金額は加算されなくなります。
内訳項目を従業員向けの給与明細に表示させる場合は「従業員向けの明細に表示する」にチェックをいれてください。
2. 内訳用のみなし残業手当となる支給項目を新規作成します。
設定>給与規定>支給・控除項目>項目を追加し、以下のように設定ください。
支給/控除:支給
項目名:(基本給内訳(みなし残業手当))
金額設定:従業員一覧で金額を設定
詳細設定
合計に含めない:チェックを入れる
所得税の計算対象:運用に合わせてチェックを入れる
社会保険の計算対象:運用に合わせてチェックを入れる
固定的賃金:運用に合わせてチェックを入れる
労働保険の計算対象:運用に合わせてチェックを入れる
内訳項目を従業員向けの給与明細に表示させる場合は「従業員向けの明細に表示する」にチェックをいれてください。
3. 内訳用の基本給・みなし残業手当を合算し、給与明細上に表示させる支給項目を新規作成ください。
設定>給与規定>支給・控除設定>項目を追加>以下のように設定し保存ください。
支給/控除:支給
項目名:基本給
金額設定:計算式を作成する
計算式:【手順1で作成した内訳用の基本給】+【手順2で作成した内訳用のみなし残業手当】
詳細設定
合計に含めない:チェックをいれない
※所得税の計算対象、社会保険の計算対象、労働保険の計算対象は、内訳用の支給項目にチェックを入れている場合には合計用の支給項目にチェックは不要です。
4.割増基礎単価の対象項目を確認、編集ください。
設定>給与規定>支給・控除設定>単価設定>割増基礎単価>鉛筆マークをクリック>対象項目に内訳用の基本給、および運用に合わせてその他支給項目にチェックを入れて保存ください。
5. 残業手当の計算式を編集ください。
設定>給与規定>支給・控除設定>残業手当>鉛筆マークをクリック>計算式を以下のように設定し、保存ください。
計算式:【割増基礎単価】*【残業時間】*1.25-【手順2で作成した内訳のみなし残業手当】
計算の結果、金額がマイナスになった場合は0円とする:チェックON
※実際の計算式は就業規則、賃金規定に則ってご設定ください。
6. 給与明細上の表示順を変更する場合、設定>給与規定>「項目並べ替え」をクリックし変更ください。
7. 従業員情報で内訳用の基本給、みなし残業手当の金額を設定します。
画面上で1人ずつ金額登録する場合はこちらをご覧ください。
CSVで一括更新する場合はこちらをご覧ください。
基本給にみなし残業手当が含まれない場合
基本給にみなし残業代を含めず、それぞれを分けて支給する場合の設定方法をご案内します。
1. 支給項目「みなし残業手当」を作成ください。
設定>給与規定>支給・控除項目>「項目を追加」より新規の支給項目を作成いただけます。
(支給・控除項目設定例)
2. 残業手当の計算式を編集ください。
設定>給与規定>支給・控除設定>残業手当>鉛筆マークをクリック>計算式を以下のように設定し保存ください。
計算式:【割増基礎単価】 * 【残業時間】* 1.25-【手順1で作成したみなし残業手当】
計算の結果、金額がマイナスになった場合は0円とする:チェックON
※実際の計算式は就業規則、賃金規定に則ってご設定ください。
3. 給与明細上の表示順を変更する場合、設定>給与規定>「項目並べ替え」をクリックし変更ください。
4. 従業員情報よりみなし残業手当の金額を設定ください。
画面上で1人ずつ金額登録する場合はこちらをご覧ください。
CSVで一括更新する場合はこちらをご覧ください。
以上でございます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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