社会保険の情報を設定することで、給与や賞与の保険料が自動計算できるようになります。
目次
健康保険の設定をする
1. 「設定」>「事業所情報」>「社会保険情報(健康保険・厚生年金保険)」の鉛筆マークをクリックします。
2. ご加入中の健康保険組合を選択します。
【協会けんぽにご加入中のお客様へ】
①「協会けんぽ」にご加入いただいている場合は、先に事業所情報の住所を登録しないと保存できません。登録した都道府県に応じて保険料率が自動で決定されるためです。事業所情報の登録方法はこちらをご覧ください。
②「協会けんぽ」の場合は、健康保険と介護保険の端数処理の方法をご選択ください。
3. 各項目を設定し「保存」をクリックすると完了です。
入力項目は下記の通りです。
健康保険 | ||
項目 | 必須/任意 | 説明 |
健康保険記号(事業所整理番号) | 任意 | 健康保険記号(事業所整理番号)を半角数字で入力します。 保険証の「記号」欄に記載されており、協会けんぽは7~8桁、関東ITソフトウェア健康保険組合やその他の組合健保は4桁です。 |
適用年月 | 任意 | 健康保険の設定が初めての場合は「適用年月」の項目は表示されません。 健康保険の設定をして「保存」をクリックすると、それ以降に「適用年月」の項目が表示されます。「適用年月」の部分で月ごとに保険料率の確認や編集をすることができます。 詳細はこちらをご覧ください。 |
健康保険タイプ | 必須 | 協会けんぽ、ITS健保、その他の組合健保、未加入から選択します。 |
端数処理対象 | 協会けんぽの場合のみ | 健康保険と介護保険の端数処理の方法をご選択ください。どちらを選択すべきかは、貴社の労務・給与ご担当者か管轄の年金事務所へご確認をお願いいたします。 |
保険料率 | 任意 |
「その他の組合健保」を選択した場合、手入力します。 |
従業員負担分の端数処理方法 | 必須 |
「五捨六入」「四捨五入」「切り捨て」「切り上げ」から選択します。 |
【「その他健保」を選択いただいたお客様へ】
協会けんぽとITS健保の保険料率は自動でアップデートされますが、「その他の組合健保」にご加入の場合、保険料率の改定があるごとに「適用年月」と「保険料率」を手入力で変更していただく必要がございます。
※介護保険 特定被保険者について
ジョブカン給与計算では、年齢により介護保険料を算出しているため、特定被保険者の介護保険料は従業員ごとに入力をします。特定被保険者についてはこちらをご覧ください。
従業員一覧>給与>標準報酬月額 の介護保険料にある「手入力で設定する」を選択し、事業主負担額を入力します。
厚生年金保険の設定をする
1. 「設定」>「事業所情報」>「社会保険情報(健康保険・厚生年金保険)」の鉛筆マークをクリックします。
2. 各項目を設定します。
私学共済など通常の厚生年金保険料率と異なる場合は、料率を手入力するにチェックを入れ、料率を入力します。
入力項目は下記の通りです。
厚生年金保険 | ||
項目 | 必須/任意 | 説明 |
厚生年金保険記号(事業所整理記号) | 任意 | 「数字2ケタ-カタカナまたは半角英数4ケタ以内」の形式です。年金事務所から送付された納付告知書などに記載されています。 |
厚生年金保険番号 | 任意 | 年金事務所から付与される5桁の数字です。「適用通知書」や「保険料納入告知額・領収済額通知書」などに記載されています。 |
保険料率 | 任意 | 「料率を手入力する」を選択した場合、入力します。手入力を選択しない場合は、法定の厚生年金保険料率(従業員負担、事業主負担 各9.15%)、子ども・子育て拠出金率が入力されています。厚生年金保険料率、子ども・子育て拠出金率が変動する場合は、自動アップデートされるため、編集する必要はありません。 |
従業員負担分の端数処理方法 | 必須 |
「五捨六入」「四捨五入」「切り捨て」「切り上げ」から選択します。 |
5. 「保存」をクリックして完了です。
労災保険の設定をする
1.「設定」>「事業所情報」>「労働保険情報(労災保険・雇用保険)」の鉛筆マークをクリックします。
2. 「労災保険」の各項目を設定します。
入力項目は下記の通りです。
労災保険 | ||
項目 | 必須/任意 | 説明 |
労働保険 事業所情報 | 任意 | 労働保険の事業所情報を別途管理したい場合に入力します。 |
適用年月 | 任意 | 設定が初めての場合は「適用年月」の項目は表示されません。「保存」をクリックすると、それ以降に「適用年月」の項目が表示されます。「適用年月」の部分で月ごとに料率の確認や編集をすることができます。 詳細はこちらをご覧ください。 |
業種 | 必須 | プルダウンから業種を選択します。文字入力による検索も可能です。 |
労働保険番号 | 任意 | 2桁+1桁+2桁+6桁+3桁の計14桁の数字です。「労働保険関係成立票」や、過去の「労働保険の概算・確定保険料申告書」や「労働保険申請書類」に記載されています。 |
メリット制の事業に該当する等、直接保険料率を手入力したい場合は、「直接入力」にチェックを入れて頂くことにより、入力が可能です。
※メリット制についてはこちらを参照ください。
5. 「保存」をクリックして完了です。
雇用保険の設定をする
1.「設定」>「事業所情報」>「労働保険情報(労災保険・雇用保険)」の鉛筆マークをクリックします。
2. 「雇用保険」の各項目を設定します。
※「適用年月」に関しましては、6月末日が給与の締め日となる場合は、「6月」を選択していただければ6月1日~6月末日が適用の対象期間になります。
入力項目は下記の通りです。
雇用保険 | ||
項目 | 必須/任意 | 説明 |
雇用保険番号(事業所番号) | 任意 | 4桁ー6桁ー1桁の計11桁の数字です。雇用保険適用事業所設置届事業主控(適用事業所台帳)」や「雇用保険被保険者資格取得届」の事業主控えやなどに記載されています。 |
管轄のハローワーク | 任意 | プルダウンから都道府県と管轄のハローワークを選択します。 |
業種 | 必須 | 「一般事業」「農林水産・清酒製造業」「建設業」から選択します。これをもとに保険料率が自動で変更されます。 |
従業員負担分の端数処理方法 | 必須 |
「五捨六入」「四捨五入」「切り捨て」「切り上げ」から選択します。 |
5. 「保存」をクリックして完了です。
適用年月の設定をする
適用年月を設定すると、保険料が自動で計算されます(健康保険タイプが協会けんぽ、ITS健保の方のみ)。適用年月についての詳しい説明はこちらをご覧ください。
・2021年3月までにアカウントを作成のお客様
推奨設定年月:2017年4月
自動計算対応期間の関係から、2017年4月より過去の給与・賞与情報の保持を希望しない場合は、
2017年4月に適用年月を設定されますと、すべての給与・賞与計算で社会保険料が自動で計算されます。
・2021年4月以降にアカウントを作成のお客様
アカウント作成から4年前まで遡ることが可能です。必要に応じて適用年月を設定してください。
過去の給与情報・賞与情報の保険料の計算に関しては以下のヘルプページをご参照ください。
・過去の給与や賞与の保険料はどのように計算されますか?
以上でございます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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