Q. 月60時間を超えた残業時間の割増賃金はどのように設定すればよいですか?
A.設定方法は設定方法は以下の2通りございます。
※割増率は、法令の最低基準である1.5、あるいは0.25で表記しております。設定の際は賃金規程等に合わせた割増率で入力をお願いします。
ジョブカン勤怠管理と連携しない場合
月60時間を超えた残業時間を入力する勤怠項目を作成し、支給項目で割増支給の計算式を設定します。
1. 月60時間を超えた残業時間を入力する勤怠項目を作成します。
勤怠項目の作成方法はこちらをご確認ください。
(勤怠項目設定例)
・項目名:任意の名前
・単位:時間
・ジョブカン勤怠管理と連携する:チェックしない
2. 月60時間を超えた残業時間に対する割増賃金の支給項目を作成します。
支給項目の作成方法はこちらをご確認ください。
以下の計算式を設定します。
【割増基礎単価】*【60時間超残業】*0.25
※割増率「0.25」は、デフォルトでご用意しております残業手当等で月60時間を超える残業時間に対して割増率0.25または1.25分をすでに支給していることを想定した値となります。
月60時間を超えた残業時間に対しての支給がない場合は「1.5」を乗じてください。
(支給・控除項目設定例)
ジョブカン勤怠管理と連携されている場合
ジョブカン勤怠管理と勤怠データを連携している場合、実残業時間から60時間を超えた残業時間をAPI連携が可能です。以下の手順をご参照ください。
1. ジョブカン勤怠管理にて、残業の設定を行ないます。残業設定はこちらをご確認ください。
(所定時間・残業・深夜設定設定例)
・ 残業時間の設定:「日または週(多い方)」を選択し、
1日8時間または週40時間を超える労働のうち、どちらか大きい方を残業とする
・法定休日は残業計算しない:チェックを入れる
ジョブカン勤怠管理にて残業設定を上記のように設定し、「分割残業時間(60時間以上)」で月60時間を超えた残業時間の値を取得します。
残業時間をその他のご設定で運用されている場合、「分割残業時間(60時間以上)」では想定されている残業時間数が集計がされない可能性がございます。その場合は月60時間を超える残業時間を別途集計いただき、ジョブカン勤怠管理と連携しない場合の方法をご参照ください。
2. ジョブカン給与計算にて、勤怠項目「分割残業時間(60時間以上)」を作成します。
勤怠項目の作成方法はこちらをご確認ください。
(勤怠項目設定例)
・項目名:任意の名前
・単位:時間
・ジョブカン勤怠管理と連携する:チェックを入れて「分割残業時間(60時間以上)」を選択します。
3. ジョブカン給与計算にて、月60時間を超えた残業時間に対する割増賃金の支給項目を作成します。
支給項目の作成方法はこちらをご確認ください。
以下の計算式を設定します。
【割増基礎単価】*【分割残業時間(60時間以上)】*0.25
(支給・控除項目設定例)
以上でございます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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