ジョブカン給与計算による皆勤手当の設定方法をご案内いたします。
目次
IF関数を使わない場合(欠勤などが0だと支給の場合)
「欠勤日数と遅刻早退回数が0であったならば手当を支給する」といった単純な条件の場合は、計算式を作成して自動計算できます。「遅刻早退回数」も判定に含めたい場合は、「遅刻早退回数」の勤怠項目を作成する必要があります。
①「遅刻早退回数」を計算式に含めない場合
②「遅刻早退回数」を計算式に含める場合
①「遅刻早退回数」勤怠項目を計算式に含めない場合
以下の手順で「欠勤日数が0であったならば手当を支給」という条件を作成できます。
1. 左側メニュー「設定」を選択します。
2. 「給与規定」を選択します。
3. 支給項目を作成・編集したい給与規定グループの「支給・控除設定」をクリックします。
4. 「項目を追加」をクリックします。
5. 追加登録画面で「皆勤手当」支給項目を以下の設定で作成し、「保存」します。
・支給/控除:支給
・金額設定:「計算式を作成する」にチェックを入れます。1回も欠勤しなかった時に手当を支給した
い場合は、以下の式を指定します。
計算式:(1-【欠勤日数】) * 手当額
・詳細設定:「計算の結果、金額がマイナスになった場合は0円とする」にチェックします。
以下は欠勤が0回だった場合に10,000円を支給する場合の設定です。
欠勤が0日の場合は「1×10000」で計算されて10,000円が支給されます。1回の場合は「0×10000」で計算され、0円となります。また、3回の場合は「-2×10000=-20000」となりますが、「計算の結果、金額がマイナスになった場合は0円とする」にチェックが入っているため、0円となります。
②「遅刻早退回数」勤怠項目を計算式に含める場合
「欠勤日数と遅刻早退回数が0であったならば手当を支給する」といった条件の場合は、まず「遅刻早退回数」の勤怠項目を作成する必要があります。手順は以下のとおりです。
1. 左側メニュー「設定」より「勤怠項目」を選択します。
2. 「項目を追加」をクリックします。
3. 追加登録画面にて各項目を入力し、「保存」します。
・項目名:任意の名前
・単位:回数
・ジョブカン勤怠管理と連携する:チェックを入れて「遅刻早退回数」を選択します。
4. 「『遅刻早退回数』を計算式に含めない場合」と同様の手順で左側メニュー「設定」→「給与規定」→ 対象給与規定グループの「支給・控除設定」→「項目を追加」を選択し、「支給・控除項目 追加登録」画面を開きます。以下の設定で「皆勤手当」支給項目を作成します。
・支給/控除:支給
・金額設定:「計算式を作成する」にチェックを入れます。欠勤・遅刻早退が0回の時に手当を
支給したい場合は、以下の式を指定します。
(1-【欠勤日数】-【遅刻早退回数】) * 手当額
・詳細設定:「計算の結果、金額がマイナスになった場合は0円とする」にチェックします。
以下は欠勤・遅刻早退が0だった場合に10,000円を支給する場合の設定です。
欠勤・遅刻早退が0回の場合は「1×10000」で計算されて10,000円が支給されます。いずれか1回でもある場合は「0×10000」で計算され、0円となります。また、欠勤・遅刻早退の合計が2回以上の場合はマイナス支給額となり、「計算の結果、金額がマイナスになった場合は0円とする」にチェックが入っているため0円となります。
IF関数を使う場合(条件分岐文の指定)
IF関数を利用することで、「欠勤日数が0ならば3,000円を支給し、1日ならば2,000円、2日ならば1,000円、3日以上は支給なし」といった条件分岐文を含んだ計算式を作成することができます。
1.「設定」>「給与規定」>「支給・控除設定」>「計算式を作成する」を選択します。
2.計算式を作成します。
欠勤日数が0ならば3,000円を支給し、1日ならば2,000円、2日ならば1,000円、3日以上は支給なし。
欠勤日数が0日、かつ遅刻早退回数が0回なら10,000円を支給し、そうでないなら支給なし。
IF関数については、こちらをご覧ください。
以上でございます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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